
孫の運動会の帰り道
小さなリュックを背負って
両手をぶらぶらさせながら
ひとり 川べりを歩く
お弁当を作ることもなく
プログラムの途中から
しかも「行きだけは…」と
タクシーで行くことを自分に許して
それなのに おしまいまで見ることもせず
「そろそろ帰ろうかな」と
孫の出番が終わったところで帰る運動会…
すっかり 「親」が終わったなぁ と
孫の一生懸命な走りを思い出しながら
胸がいっぱいになって下を向いたら
あざやかに あざやかに
あでやかに あでやかに
オレンジが 咲き乱れているよ
ああ……
幸せな時が
おとずれたものだ