おだやかな朝

 

一昨日 親しい友人は父親を看とり

 

同じ日 違う友人は抗がん剤の副作用で

白血球の数が減り

発熱して入院していた

 

彼女の骨の痛みに手を当てながら

彼女がせんべいを食べながらクックッと笑うのをみて

私も笑った

 

[こんなことしてもらってるのに

お煎餅たべながら

牛乳飲んでる私ってさぁ 

図々しすぎない?アハハ] 

と笑っている

 

[さっきゆめこさんが入ってきたときね

瞬間的に思ったの

私ってすっごくラッキーだって

 

私が入院するとき

いつもあなたが鹿児島にくるタイミングで

いつも会う約束をしている

 

去年はじめて入院したときもさ

あなたはそうやって病室に入ってきた

 

さっきね あなたを見たとき

あ!まただ!

私ってすごくついてる!

って思った]

 

そういいながら

私のおみやげのお煎餅を

すぐ食べたい!といって

袋を開けるのを待ちきれないようすの彼女

 

私に背中をあずけて向こう向きに

ポリポリ チューチュー

そしてクックッと笑っていた彼女の

大きな大きな愛を思いだしながら

 

いま

ホテルで朝のコーヒーです

 

目の前には

これまた大きな桜島

 

きょうも煙があがっています

 

いま 目の前には

なにも起きていない

おだやかな

しあわせな朝です

 

さて

また彼女に癒されに行くとしよう

 

胸うたれるごほうびの旅だ

 

ありがとうございます

 

彼女の一言

 

[やだ~!ガンて!

太っちゃう!!]